9月 恵那 銀座商店街・中央通り商店街
中仙道・大井宿で知られる恵那の中心にある商店街です。銀座商店街は、実際に旧中仙道に沿ってあります。道路は、土に見立てるよう黄色に舗装されています。歩道には飛び石が敷かれて風情を匂わせます。商店街のお店を使うときには、専用の駐車場を利用できるので便利。
駅からまっすぐ伸びる中央通商店街は、比較的新しい店が目に入ります。途中には中仙道の案内板もあり、街のイメージとして中仙道はとても大きな役割を果たしているのがよくわかります。
銀座商店街・中央通商店街、その立地からお店の役割もそれぞれあり、利用する側もその用途に合わせてお買い物などを楽しむことが出来るのではないでしょうか。
「本当に恵那はええなァ」 詩・曲 高橋みつる


歴史のにおう 中山道
自然のかおる 恵那の森
みのじのみのり祭には
秋の味覚が 勢揃い
忘れちゃいけない 思いやり
これからもずっと 変わらずに・・・

末広がりに どこまでも
みんなの笑う 声がする
夕焼け空が 綺麗なら
みんなで踊ろう 輪になって
みんな仲良し この笑顔

「本当に恵那はええなァ」と
心から思う街でした

9月28日 15時40分
松林堂書店
松下公子さん

「思いやり」
元々は書店と文具店が一緒になったお店でしたが、12年ほど前の歩道拡張のときに建て替え、書籍と文具を別々の店にしました。2軒隣に文具店があり、そこはお義母さんが店番をしていらっしゃいました。外売が多く、また小学校に教科書を届けるなど、配達に出ていることも多いとの事です。駅に近いということで、幅広い客層のお店です。
お客様に対しても、そして近所に対しても、思いやりの心を持っていつも接しています。ゆっくりあわてず、のんびりとした、恵那の土地にあった雰囲気です。
9月28日 14時20分
恵那寿や
原加代子さん

「仲良し!」
創業50年になる、栗菓子の老舗です。恵那寿やと言えば何をおいても「栗きんとん」ですね。ちょうど今の時期は、早生の栗が終わり中手に入って、栗としてはまさに食べごろ。香りが高く、美味しい栗きんとんがいただける時期なんです。このとき頂いた栗きんとんの美味しさは、まさに絶品でありました。
商店街の仲間たちと月に一回は集まって食事をしてます。イベントがあれば協力しあい、いつもみんな仲良し。そんないい関係が、明るい商店街を作っています。
9月21日 15時40分
結納・贈答 あづまや
遠山春夫さん 民子さん

「みんなで踊ろう」
大正時代の中ごろより、米屋より始まったあづまやの歴史。現在は結納の店をやっていらっしゃいます。昔の結納はは豪華な宝船を並べてみたりしたものですが、最近はめっきり少なくなってきているようです。遠山さんはお歳が80歳!それなのに張りのあるお声で、いつも元気な方なんですよ。
昔はお祭りになると、商店街の若い衆が大井町・武並神社から刈ってきた笹を使った「笹踊り」の隊列が見られていたそうです。勇壮なこの踊りを守りたい気持ちを持っています。
9月21日 14時20分
肉の岩島屋
引字善久さん

「末広がり」
ひいおばあさんの代から続くお肉屋さんで、引字さんはその4代目に当たります。家族経営のお店で、奥様やお母様、お祖母様まで、元気いっぱい働いていらっしゃいます。毎週金曜は「フライデー」と題して、お店で販売しているカツやフライを、お店で揚げるサービスを行っているんです。この日は、祭りを翌日に控え、お肉を買い求めるお客様が大勢いらっしゃってました。
店の前を走るのは「末広通り」。その名前にあやかって、末広がりにめでたいことが商店街に舞い降りるような、そんな願いをこめたいと思います。
9月14日 15時40分
あまから
西尾大介さん

「秋の味覚」
街中のいろんなところに、五平餅のお店がありました。ここはJR恵那駅からすぐ近くの、創業50年になる五平餅のお店です。中に入ると、椅子とテーブルが並んでいて、ゆっくり座って美味しい五平餅を堪能できます。しょうゆと砂糖のあまからなタレには、ごまやくるみが加わっていて、香ばしさも豊かです。
この土地には、栗やマツタケなど、今の時期は秋の味覚が並びます。五平餅も含めて、商店街を訪れた時には、そんな秋の味覚を存分に味わっていただきたいです。
9月14日 14時20分
チャレンジショップYOROZUYA
小木曽知子さん 可知つる子さん

「みんなの輪」
商店街内の空き店舗対策として、もともと金物屋さんだったこの場所が、3年ほど前からチャレンジショップとしてオープンしています。店内のブースに出店している皆さんが協力して店の番をやっていらっしゃいます。小木曽さんや可知さんも、手作りの人形や編み物などを出していて、店内はそんな手作り商品で埋め尽くされています。
店の片隅に腰掛けとテーブルが用意されていて、仲のよいお友達などここでお茶を飲みながらゆったり過ごしていかれるそうです。商店街もそういったコミュニティー場所であってほしいと願っています!
9月7日 15時40分
ナルセ時計店
成瀬雅裕さん 美貴代さん

「自然のかおる街」
中央通、駅前から間もなく左手に見えるのがこのお店。店の前のスピーカーから音楽が聞こえてきました。メガネ・時計・貴金属を取り扱っています。
家族で経営されていて、雰囲気もアットホーム。そんなご主人は、実は大のベンチャーズ・ファンなんです。店のカウンターのところには、ギターがかけてあり、アンプに繋がっていて、時々ここで練習をしているようです。「東濃ベンチャーズ」というバンドも結成し、本物のベンチャーズともセッションしたことがあるというから、すごい!
自然いっぱいの恵那、その中にある商店街を、多くの方に感じていただきたいです。
9月7日 14時20分
フヂシマヤ
大塚康芳さん

「歴史のにおう商店街」
銀座商店街のあるお店です。ご主人の大塚さんは、恵那市商店街連合会の会長を務めていらっしゃいます。お話によると、この銀座商店街には以前、昭和30年に作られたアーケードがあったそうです。
高齢者や子供が気さくに集まれる、これからの商店街のあり方を常に考えて、それを求めて街づくりに力を注いでいらっしゃいます。
この商店街の好きなところは「道がまっすぐでなく、曲がっているところ」。この先に何があるのだろう?と思わず足を進めたくなるような道が、魅力的。中仙道に沿って構成される商店街。各お店には、昔から使われている看板などが眠っているので、それらを表にだして、歴史のにおう街づくりをしています!


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