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鎌倉−藤沢間約１０ｋｍを結ぶ江ノ島電鉄、通称『江ノ電』。 サザンファンには「素敵なバーディー」のＰＶでお馴染みだろう。 現在でこそ新しい車両（１０００形・２０００形）が大半を占めつつあるものの、まだまだ幾つかの旧車両（「素敵なバーディー」ＰＶ登場の３００形）も現役だ。 |
| 鎌倉駅を出発したＭＩＴＳＵＲＵとＫＡＺＵは、江ノ電独特の長閑な揺れと軋みとブレーキ音を味わいながら、やがて鵠沼駅に到着。 「素敵なバーディー」ＰＶで、桑田佳祐と原由子が乗っている江ノ電に、大森隆志と松田弘が乗り込んだ駅こそ、この鵠沼駅だ。 |
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江ノ電において主要の駅のひとつである江ノ島駅。鵠沼駅から鎌倉方面へ、ひとつ隣に位置する。 夏には観光客でごった返す車両内も、１１月下旬では人もまばら。 「電車の中で歌いたい！」ギターケースを抱えたＭＩＴＳＵＲＵとＫＡＺＵは、そんな欲情を必死に押さえていたに違いない。 |
| 時に映画や音楽の舞台として登場し、私たちの身近な存在でもある江ノ電は、どうしてこんなにも私たちをノスタルジーな感情に誘い、時の流れを忘却させるのか。 江ノ島駅に降り立った二人は、ここから江ノ電沿線を徒歩で進み始めた。 |
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途中に見られるこの階段。「素敵なバーディー」ＰＶで、犬を連れた老婦の後ろを江ノ電が走り抜けるシーンは、ここで撮影されたものだ。 民家の間を縫うように走る江ノ電。この地の人々の生活にいかに密着しているかが伺えよう。 |
