Better Days 遠征マップ

踏み切り編

この線路の向こうに、行きたい。 江ノ電の稲村ヶ崎駅と極楽寺駅のほぼ中間あたりに位置するこの踏切。ここは「稲村ジェーン」のオープニングで、ヒロシの運転するミゼットが踏切を横断するシーンで登場する。全長10kmの江ノ電の路線上で、ここのように線路と道路が並行し、そして交わる箇所は他にない。普段でも比較的車通りの多い場所だ。
稲村ジェーン撮影当時を彷彿とさせる絶好の天気の中、MITSURUとKAZUはこの地に立った。
プロモーションビデオ撮影も同時進行の二人の旅。この踏切では、主に走り抜ける江ノ電が撮影された。
ハードスケジュールの合間に、しばし休憩のKAZU。そんな間でも彼は頭の中で、常に次のカメラアングルについてアイデアを巡らせているのだ。
平成NG日記を見てみよう。
こーんな写真や 桑田佳祐「平成NG日記」(講談社)の中に収められているスナップ写真にも、この踏切は多く登場する。その日記の内容と、写真の服装・草木の色などから、ロケ日は1990年5月10日と推測される。
全体のデッサンから細かな描写まで、常にこだわりの姿勢を崩さないMITSURU。彼の手法は、自らが手をかけ体を張って創りあげていくもの。撮影現場の至る所で彼は走り、演出を施していった。
撮影は緻密な計算と偶然性の中に生まれる”必然な偶然”を大切にして進められた。オーディエンスに対していかに伝わる作品を撮るか、二人のディスカッションはお互いの納得のいくまで続けられる。
ちなみにこれらのスナップを「平成NG日記」のスナップと比較していただきたい。これらも偶然と必然が生んだ作品たちなのだ。
こーんな写真があるよ。



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