ここでは、ヒッチコック劇場の三人が実際にステージで使用しているギターについて解説しよう。
ちなみにここに並べられたギターは、彼らが所有するうちのほんの一部に過ぎない。
(写真奥、右手より時計回りに)
Takamine PT 106
MITSURUメインギターのひとつ。カッタウェイが施してあり、伴奏・ソロ共に優れているため、ライブでも多く使用されている。ピックアップ・マイクはオールドタイプを採用。
YAMAHA FG−151 Original−Dole
YAMAHAのギターをオリジナルでDole仕様に仕上げたもの。音量が大きいうえに枯れた渋い音色が魅力。主にMITSURUとKAZUが使用している。もともとは拾ってきたギターだ。
Takamine F−340
KAZUのメインギター。カッタウェイがなく、他のTakamineと比べてもやや大きく音量もある。やや丸みを帯びた音色は、伴奏・ソロどちらにも適している。
Takamine PT 106
KIYOSHIメインギター。MITSURUのPT−106とは製作された年が違う。音色は明るい。また他のギターはライトゲージの弦を張るのに対して、これにはエクストラライトを張る場合が多い。
Takamine NPT 110―12
MITSURU所有ギター。ライブでは「ヒッチコック参上」「ひっちりこっくり」で使用。12弦ギターの重厚な響きが、サウンド全体を引き締めてくれる。
GUT GUITAR
KIYOSHI所有のガットギター。「夏の忘れもの」「ひっちりこっくり」などで使用。ナイロン弦特有の温かい音色は、バラード系の曲にあう。自宅ではKIYOSHIはこのギターをよく弾くそうだ。